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午前6時~午後6時
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なし
最寄
「香春駅」から 徒歩約10分

「お彼岸」って何?

こんにちは。

もう少ししたらお彼岸の時期になりますね。今日は、仏教における「彼岸」についてお話しします。彼岸は春と秋に訪れる特別な期間であり、多くの日本人にとって重要な行事です。なぜ仏教で彼岸が大切にされているのでしょうか?

彼岸とは?

彼岸(ひがん)とは、春分と秋分を中心にした7日間の期間のことを指します。この時期は、昼と夜の長さがほぼ等しくなり、自然と調和が取れると考えられています。仏教では、この彼岸の期間に先祖供養を行い、徳を積むことが重要視されています。

彼岸の意味

「彼岸」という言葉は、「彼の岸(かのきし)」、すなわち煩悩や苦しみから解放された理想的な境地を意味します。対して、我々が日々暮らしている世界は「此岸(しがん)」と呼ばれ、煩悩や欲望に満ちた状態です。彼岸の期間は、修行や善行を通じて此岸から彼岸へと心を導くための大切な時間とされています。

彼岸の風習

彼岸の期間中には、いくつかの伝統的な風習があります。主なものをいくつかご紹介します。

  1. 墓参り: 家族や先祖の墓を訪れ、掃除をし、花やお供え物を捧げます。先祖の霊を供養し、感謝の気持ちを伝える大切な時間です。
  2. おはぎ: 彼岸の期間中に食べる伝統的な和菓子である「おはぎ」や「ぼたもち」は、先祖供養の一環として作られます。もち米と小豆の甘さが特徴で、多くの家庭で手作りされます。
  3. 法要: 寺院では特別な法要が行われ、僧侶が読経を行い、参拝者が祈りを捧げます。光願寺でも、彼岸の期間中に特別な法要を行っています。

彼岸の教え

彼岸の教えは、仏教の根本的な理念である「六波羅蜜(ろくはらみつ)」に基づいています。六波羅蜜とは、布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)の6つの修行の実践を指します。これらの修行を通じて、心を清め、悟りの境地に至ることを目指します。

まとめ

彼岸は、先祖供養と自己の修行を通じて心を浄化するための大切な期間です。春と秋の自然の変化に合わせて、心を新たにし、感謝と敬意を持って過ごすことが求められます。光願寺でも、彼岸の期間中に皆さんとともに先祖を供養し、たくさんのお念仏を称え心の安らぎを追求しています。

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