1、浄土宗光願寺開基について
2,、焼香の際のお作法と回数について
田川郡浄土宗光願寺開基について
光願寺の開基は前述でも出ましたが
冨永新四郎宗真(1532〜1622)という方です。
経歴は『松島家系図」に記されています。
父、昌守は奥州松島の出身で松島姓を名乗り、のちに石見国の処士となり
その長子宗真は弘治年間に金の採掘を夢見て香春に移住し、町年寄りに就任しました。
また「祇園社記録写」によれば
香春祇園社(須佐神社)の仲津郡(江戸時代の郡名で今のみやこ町犀川、豊津、
行橋市南半分の地域で明治になり、苅田町、みやこ町勝山、行橋市北半分の地域の京都郡と合併し京都郡となる)今井津祇園社から勧請し香春祇園社(須佐神社)を再興し光願寺の建立開山に尽力されました。
この時42歳で、元和8年3月24日89歳で亡くなりました。
真永中興播主 深誉宗真居士
墓石は光願寺旧墓地にあったものを昭和55年に歴代住職の墓跡とともに
現在地に移転改葬しました。
浄土宗のお焼香の際のお作法と回数について
お焼香には、ご本尊さまとご先祖さまに対する私たちの思いを、お香の煙に託して届けるという意味が込められています。
お焼香をするときには、まず合掌し、ご本尊さまに礼をします。
次に右手の親指と人差し指、中指の3本でお香をつまみます。つまんだ右手を仰向け、その下に左手を受けるように添えます。そのまま眉間の高さほどまでいただき、香炉の炭の上に丁寧にくべます。お焼香をしたらふたたび合掌、礼をします。
回数は厳密には決まっていませんが、1回もしくは3回だと言われますが
一心に供養し奉るという気持ちで1回行いましょう。
お線香の場合も同じで本数は1本で構いません。
ただし、浄土宗はお線香は『折らずに、寝せずに』立てます。